愛馬ステップシチー 引退


1000万クラスは、初戦がハナ差の2着、

2戦目は2着に3馬身差の圧勝で早くも卒業。

準オープンでも本命級と思われたが、痛恨の屈腱炎発症。


我らが愛馬ステップシチーは能力を出し切れれば、

重賞の1つは獲れる馬。

・・・と言い続けて2年。重賞の小倉記念では軽ハンデながらも5着と力を見せる。


当然、次走は激アツ。まだ準オープンでも走れる身。選択肢は広い。


前走後、異常はないものの宇治田原優駿ステーブルに放牧に出されました。


しかし、8月16日に屈腱炎を再発したことが報告されました。

そして12月6日に症状の悪化が伝えられ引退が発表になりました。

予想できたこととはいえ残念。

とにかく残念。


ほっさん出資愛馬初(無料提供馬除く)の特別戦優勝馬にして準オープン馬。

その思いは現在他のどの馬よりも深く、ここに回顧録を作成。

(2010年1月26日完結)

2010年8月10日立ち上げ

●宇治田原優駿ステーブルに放牧に出されました

 昨日(8月9日)更新されましたクラブ公式HPステップシチーの近況報告では、我らが愛馬ステップシチーは宇治田原優駿ステーブルに放牧に出されたということです。確かに、9日の時点ですでに放牧に出されています。

 前走の小倉記念GV5着で非常に期待のかかるステップシチーの次走ですが、しばらくお預けになりそうです。脚元などは問題ないようですので、馬房の都合でしょうが、近況報告におかしなことが掲載されていました。


 以下は昨日(8月9日)更新されましたクラブ公式HPのステップシチーの近況報告です。


前走後、宇治田原優駿ステーブルへ放牧に出ました。岡田師は「脚元など馬体には異状ありませんが、大事を取って少し間隔を空けたいと思います。次走については長いところに登録したいところですが自己条件はハンデ戦が多く、脚元に負担がかかりそうなので色々と検討しながら決めていきたいと思います」と話しています。


 自己条件はハンデ戦が多く、脚元に負担?と書いていますが、自己条件の長いところでは

 8月15日 新潟11R 天の川S 定量戦 芝2000m
 8月21日 札幌9R マレーシアカップ ハンデ戦 芝2000m
 8月28日 小倉10R 博多S 定量戦 芝2000m


の3鞍しかなく、ハンデ戦が多いというのはおかしな話です。

 また、岡田稲男師が北海道遠征を考えている様子はないことから、本来、自己条件は定量戦(57.0キロ)が多く、脚元に負担・・・というのが正しいのではないでしょうか。

 ましてや、前走重賞の小倉記念5着とはいえ、52.0キロの軽ハンデでしたし、ハンデ戦に出たからといって、斤量が定量戦の57.0キロを上回るとは思えません。

 もっとも、このクラブのこういった疑問を上げて行くと、それだけでサーバーがダウンしてしまうでしょうから、これ以上の議論はやめますが、友駿担当者が書いていておかしいと思わないのが残念です。

 キャロットでもついこの間、ライクロフトの近況で大きな過ちをやってしまっていましたが、我々クラブ会員は発言されたとされる調教師を疑ってしまいます。今回も岡田稲男師はメダパニでもかけられたのかと思ってしまいました(笑)。

 信用問題にもなりますし、クラブ側の誤報ならきちんと訂正して欲しいですね。

これ以降は8月16日に作成

●痛恨の屈腱炎再発

 8月16日に更新されたクラブ公式HPステップシチーの近況報告では、ステップシチーは屈腱炎を発症したそうです。10パーセント以内の損傷ということで屈腱炎の中では軽い方ですが、それでも治療期間は1年はくだらないでしょうし、治ったとしても再発する可能性は極めて高いです。そもそも屈腱炎自体が完治する病ではないものですから、1度この症状を発症してしまうと再発率は格段に上がります。

 今回は年齢が年齢ですし、長期の休養は考えづらく、非常に残念ながら引退が濃厚と思われます。

 これからという時に残念ですが、1度でも出走できたことに感謝します。またそれが重賞でしかも掲示板だったことを誇りに思います。

これ以降は12月8日に作成

●屈腱炎を再再発し引退が発表されました

 12月6日のクラブ公式HPステップシチーの近況報告にて、我らが愛馬ステップシチーの屈腱炎の再再発と引退が発表になりました。

 以下は12月6日のクラブHPステップシチーの近況報告です。

宇治田原優駿ステーブルで調教を進めていましたが、脚元に違和感が出たためエコー検査を行いました。岡田師は「復帰に向けて乗り込んでいたところ、落ち着いていた脚元に熱を持ち検査したところ腱が15%以上の断裂していることが分かりました。2度目の再発でこのまま進めることができず、誠に残念ですが在厩を断念せざるを得ません」と伝えてきました。このような結果となってしまい誠に申し訳ありませんでした。所有会員様にはお知らせをお送りしますのでしばらくお待ちください。



 しかし、前週(11月29日)の近況報告は以下のものでした。

宇治田原優駿ステーブルで坂路に入れて調教を進めています。担当者は「現在ハロン18秒までペースを上げて乗り込んでいますが、脚元は異状ありません。もうしばらく、このペースで進めて様子を見ます」と話しています。


 この時点では異常もなく順調そうでしたので安心していましたが、翌週にいきなり再再発と引退が発表されました。


 もちろん、最初に屈腱炎を発症した時点で、このような時が来ることは容易に想像できましたし、もしかしたら、2度と競馬場で雄姿を見ることはできないとさえも考えましたから、復帰して様子見のダート戦はともかく、重賞の小倉記念で5着と力を示せたことは本当に嬉しく、満足しています。

 それでも悔しいですし残念ですし、この特集の最後に我がほっさん厩舎の大功労馬ステップシチーの回顧録を書きたいと思いますが、今は無念の思いが強く書ききれません。もう少し落ち着いたら書きあげたいと思います。

これ以降は1月26日に作成

●ステップシチーの思い出

●馬体の良さで購入しました

 ステップシチーの発売当初は私は今ほど活躍愛馬もおらず、購入愛馬はエドワーズシチーの1勝。無料提供馬のオペラシチーはオープンで活躍してくれましたが、これは配当としては少なすぎますし、口取りの権利も何もありません。そんな低迷状態でしたので少し余計に仕事をして出資金額を増額することにしました。

 また、このままではいけないと思い、馬体の勉強を始めました。テイエムの冠でお馴染みの竹園正繼氏の著書「馬見の法則」を購入して研究したのが私の馬体の知識の最初です。それからはパドックでも出来るだけ多くの馬を見るようにしてきました。パドックでも特に気配の悪い馬=走らない馬はかなりわかるようになってきました。

 その”馬見の法則”の知識で拾い上げたのがこのステップシチーと翌年のエスポワールシチーです。ステップシチーはカタログの最終ページ。友駿ホースクラブは高額馬から前ですので、このステップシチーは関西所属の募集馬の中では一番安価な馬ということになります。母も冴えない1勝馬で、父ステイゴールドはまだ産駒が走っておらず全くの未知数。常識的には安価は当然ですが、私はずば抜けて馬体の良い馬だと思いました。ただ、まだ馬見は駆け出しで、自信があったのかと言われるとこの馬=ステップシチーの走り次第と言う感じでしたが、結果としてステップシチーと次年のエスポワールシチーの成功で、馬見に対して良からぬ自信を付けてしまいました(笑)。もちろん、同様の馬見で購入したペルシステンテやローザグランデと言った失敗例もたくさんあります。まだまだ馬見の修行中です。

●この年は4頭購入3頭勝ち上がりという大成功の年でした

 そんなこんなで少し多めに仕事をして集めたお金で、自分の1口生活としては初めて年間4頭もの愛馬を購入しました。エクストラシチー、フォレストシチー、ディヴァインシチー、そしてこのステップシチーです。

 購入金額ではこの中でエクストラシチーがもっとも金額が高く(エクストラシチー 募集総額1800万円、ステップシチー 同1400万円、フォレストシチー 同1200万円、ディヴァインシチー 同1200万円)、血統的にも毎年種牡馬ランキングのベスト10には入る大種牡馬アフリートの仔ということで期待も一番でした。


 2006年10月8日、この4頭の先陣を切ってディヴァインシチーが出走、6番人気6着でした。しかし、ディヴァインシチーは2戦目ダートに変わるとガラリ一変9番人気ながらも勝ち馬と僅差の3着に入り翌年4月29日には勝ち上がってくれます。

 次にデビューしたのはフォレストシチーでこちらはデビュー戦11番人気ながら3着とすぐにでも勝てそうな気がしていました。結局勝ち上がれずに引退しましたが、結果的にこの4頭で勝ち上がれなかったのはこの馬だけです。

 その次にデビューしたのがエクストラシチーですが、こちらはなんと8番人気8着。なんとも見どころの少ない1戦でした。しかし、2007年5月12日に2戦目でガラリ一変7番人気の低評価ながら見事に勝ち上がります。

 ステップシチーは当初2歳夏の入厩も検討されていましたが、腰が悪く、なかなか入厩できずに、デビュー戦は2007年の5月19日になってしまいます。当然こんな遅い時期に新馬戦はもうなく、既走馬相手の未勝利戦。非常に不利な状態でしたが直線素晴らしい切れで2着。追い切りから5/10栗東坂路良 馬ナリ 52.8−38.5−24.9−12.4、5/16栗東CW良 一杯  80.4−65.7−51.1−39.1−12.6 エイシンイチバン一杯と併せて0.8秒先着と未勝利クラスとは思えない非凡な動きを見せており、私は遠く中京のデビューでしたから京都競馬場までこの為だけに出向き、ターフビジョンで応援していました。

 このレース後、私は走破時計などからステップシチーは1000万クラスでは勝ち負けと断言していました(詳細はステップシチーデビュー戦特集にて)。

 次走は一度使われて確勝と思いましたが、次走も中京ということで自宅から車で約3時間。遠くて高速代等お金もかかるので行くのかどうか迷いましたが、どうしても愛馬の優勝シーンが見たくて、初めて中京に遠征しました。そしてステップシチーは期待通りに強い競馬で私の目の前で勝ち上がってくれます。

●出資愛馬初の芝の中距離を走れる馬

 私の愛馬はダートで走る馬が多く、1口生活初勝利をもたらしてくれたエドワーズシチーもダートしか走りませんでしたし、ステップシチーの同期で2勝馬ディヴアインシチーもダート、エクストラシチーもダートでの優勝でした。

 芝というのは競馬では花形で、秋の大レースもほとんどが芝です。また芝の中距離は夏の北海道の1000万クラス以上などではで少頭数が多く、出ればそれなりの賞金が貰えます。距離手当も充実しています。ですから、私も芝の中距離を走れる愛馬の出現を心待ちにしていましたし、その期待に見事応えてくれたのがステップシチーでした。


 デビュー戦を芝1800mで1000万クラスのレース内容で2着したステップシチーは続く芝2000mで順当勝ち。そこから4か月空いた昇級戦では強敵カレンベラッジオ相手に勝ち馬から0.1秒差の2着。この時勝ったカレンベラッジオは昇級戦も連勝していることから、1000万クラス以上の能力だったことは安易に想像することができ、その馬に0.1秒差ですから、ここでもステップシチーの能力の高さを垣間見ることができます。

 優先権を持って臨んだ次走は鞍上に日本の至宝・武豊騎手を乗せますが、ここは流石の武豊騎手も人間。包まれて出れなくなり、脚を余して6着に敗れます。

 続く尾頭橋特別はデムーロを背に1番人気に支持されますが、これまたデムーロ騎手が直線の短い中京でポツン最後方追走と不可解な騎乗で4着まで。もっとも、スムーズな騎乗でも勝てていたかはわかりませんが・・・。この時勝ったオペラブラーボはその後1000万、1600万クラス、オープン特別と勝ち上がり重賞でも1番人気に支持され勝ち馬から0.1秒差の4着と重賞級であることを示しています。そんな馬たちと500万クラスで対決しているのですから、運が悪いとも言えます。しかし、その馬たちよりも人気を背負っていたわけですから、ステップシチーが如何に評価を受けていたのかわかります。

 ちなみにこの尾頭橋特別の2着馬はこれまた後日重賞を2勝するセラフィックロンプ、3着馬は2010年金鯱賞GU2着のドリームサンデーで全て重賞級のメンバーです。

 そんなこともあってか、岡田稲男調教師はステップシチーの6戦目に格上の1000万クラスを選びます。500万クラスの身分ながら2番人気に支持され、ここでは4着と1000万クラスで勝ち負けできることを証明しました。

 7戦目は6か月の休養後に新潟の春日山特別(500万下)に出走。ブランクの長さから4番人気になりますが、ここを圧勝。2勝目を挙げます。ここにほっさん出資愛馬初の特別競走勝ちが生まれます。嬉しかったですねぇ。

 続く8戦目は函館に移動。ここから乗れている若手の藤岡佑介騎手が鞍上を務めます。1頭強い馬がおり2番人気に支持されますが、ここでは力が違うと言わんばかりに優勝。3勝目を挙げます。そしてそのまま北海道で賞金稼ぎ。

 9戦目は昇級初戦のハンデ戦にもかかわらず56.0キロもの斤量を背負わされ、僅かにハナ差届かず2着になりますが、続く松前特別(1000万下)では定量戦ということもあり後続を5馬身千切る圧勝で4勝目。重賞でもやれると確信しました。

●しかし痛恨の屈腱炎を発症

 そして次走は札幌記念GUとポプラS(1600万下・ハンデ)の両睨みでの特別登録。どちらに出走するのかとドキドキしていましたら、最終追い切り後に屈腱炎の発症が判明。これだけの期待馬だけに目の前が真っ暗になり、数日間は落ち込んでいました。

 たまたまこの1か月後にダート路線に転向後、年内4連勝でオープン特別まで勝ってしまったエスポワールシチーの出現で少しは心も和らぎましたが、エスポワールシチーはダートのスペシャリスト。やはり芝の中距離を走れるステップシチーとはこれまた全然違います。ここから長い復帰待ちの日々が続きます。

●復帰は2年後

 そしてステップシチーは2年以上経った2010年6月12日に競馬場でその雄姿を見せてくれることになります。しかし、脚元への不安とハンデ貰い狙いからダートに出走。ここでは予定通り大敗します。

 しかし、続く初重賞の小倉記念GVでは格上挑戦に初重賞でもあり13番人気と低評価ながら、地元出身の鞍上・川田将雅騎手の見事な騎乗と52.0キロとハンデに恵まれたこともあり、5着と見事に掲示板を確保。時計も優秀でやはり能力のあるところを見せてくれます。

●しかし、屈腱炎を再発し引退

 初重賞でこの走りなら、いずれは地方重賞の1つは確実と思われたステップシチーですが、ここで痛恨の屈腱炎を再発。さすがに年齢的なこともあり、ここで引退となります。

 スピードのある馬にとって屈腱炎は背中合わせのもろ刃の剣であり、何頭もの有力馬が活躍できずに姿を消しました。しかし、昨今は屈腱炎を発症後GTを勝ったカネヒキリのように幹細胞移植などで復活を遂げる馬もおり、我らが愛馬ステップシチーにも同様の復活を願いましたが再発してしまいました。

 それでもほっさん出資馬としては初の芝の重賞への出走という夢を最後に叶えてくれましたし、またそこでいきなり掲示板に載ってくれたことは本当に嬉しかったです。今でも、そのテレビ中継は大切に保存しています。

 数々の夢を実現してくれた愛馬ステップシチー。この馬に巡り合えたことでいろんな思い出をくれましたし、たくさんの方と出会うことが出来ました。また、こんな素晴らしい馬に出会えたことで、より深く1口馬主生活にのめり込みましたし、自信にもなりましたし、次もこんな馬に巡り合いたいと欲が出て来ました。

 ステップシチーへの感謝の気持ちはひと言では言い表せませんが、ステップシチーとの思い出を簡単にですが書き示すことで私の感謝の気持ちにしたいと思います。


 ありがとうステップシチー。私にとっては一生忘れられない名馬です。

これを持ちまして、2007年5月16日から追いかけ続けた愛馬ステップシチーの特集は終了させていただきます。

夢をありがとうステップシチー!!

最後までご愛読ありがとうございました。

2010年8月10日立ち上げ 16日、12月8日、2011年1月26日加筆
ステップシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

第12戦 2010年 8月 1日 小倉記念 GV 小倉芝2000m ハンデ戦 5着/13番人気

第11戦 2010年 6月12日 御陵ステークス 1600万下 京都ダート1800m 15着/13番人気

第10戦 2008年 7月27日 松前特別 1000万下 函館芝2600m 1着1番人気 ふくちゃん様撮影現地写真多数付

第9戦 2008年 7月13日 北海ハンデ 1000万下 函館芝2600m 2着/2番人気

第8戦 2008年 6月22日 湯川特別 500万下 函館芝2000m 1着/2番人気

第7戦 2008年 5月11日 春日山特別 500万下 新潟芝2000m 1着/4番人気 

第6戦 2007年12月23日 1000万下 阪神芝2400m 混合戦 4着/2番人気

第5戦 2007年12月 2日 尾頭橋特別 500万下 中京芝1800m 混合戦 4着1番人気

第4戦 2007年10月27日 500万下 京都芝2000m 混合戦 6着/3番人気

第3戦 2007年10月14日 500万下 京都芝2400m 混合戦 2着/5番人気 現地写真多数付 現地観戦レポート

第2戦 2007年 6月 3日 3歳未勝利 中京芝2000m 混合戦 1着/1番人気 現地写真多数付 現地観戦レポート

第1戦 2007年 5月19日 3歳未勝利 中京芝1800m 2着/4番人気 

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